チー公大作戦

YouTube動画の内容/第一部:杉崎智介監督、映画「チー公大作戦」を語る(約9分間)①映画の見所②岡田眞澄さんの驚きのギャラについて③監督が地方議会の議員だった当時に実際に起きた「政治とカネ」の事件について。第二部:映画「チー公大作戦」予告編(約3分30秒)

映画「チー公大作戦」は政治と金(カネ)について、現役政治家が脚本・監督した問題作。

映画「チー公大作戦」は政治と金(カネ)について、現役政治家が脚本・監督した問題作。監督を務めたのは現役の埼玉市議(※クランクアップ当時)の杉崎智介。杉崎は埼玉県旧大宮市(現さいたま市)で実際に起きた「三貫清水」に関わる事件に対し問題視するグループのリーダー的存在だった。「三貫清水」とは、かつて太田道灌(1432年~1486年)が立ち寄った際に土地の者に湧き水が「とてもうまい」といって三貫文(今でいうと50万円ほど)の褒美を出したとのことで、この名前が付いたといわれる伝説の湧き水。これがあったとされる周辺の土地を自治体が買収し、蛍の里建設計画を立てたのだが、これがどうも疑わしいものだったのだ。自治体の言う清水の場所を実際に視察した杉崎はそれがくぼ地に溜まった雨水をポンプで汲み上げただけの「偽りの湧き水」だということを知る。さらにこの土地にはいかにも不自然な民間の不動産会社によるマンションの建設計画があり、自治体は元々2足3文だった土地をこの不動産会社から市民の血税を使い54億円ものカネで買い上げ、さらにマンション計画の消滅に対する利益保障まで行なった。この一連の不可解な土地購入を議会で追求し、さらに杉崎個人で発行する意見新聞5万部で市民に訴える彼に対し、ベストセラー小説「チー公物語」の原作者である和田敏が共鳴し「チー公(イカサマ行商人)が悪徳政治家の悪事をあばき成敗する」という同小説の映画化を託した。杉崎は自らの実体験に基づき、そして推察も交え、脚本を書き上げ、監督を引き受けることになる。

映画「チー公大作戦」は「政治とカネ」という分かりにくい問題をコメディに仕立てた作品

映画「チー公大作戦」は「政治とカネ」という分かりにくい問題をコメディに仕立てた作品。

映画「チー公大作戦」は「政治とカネ」という分かりにくい問題をコメディに仕立てた作品。

映画「チー公大作戦」は埼玉県初の本格市民映画。地方発映画の草分け的な存在。

「三貫清水」に関わる事件で議会は紛糾し、連日マスコミで取り上げられた。市民不在の政治、そして政治とカネへの問題意識は高まり、映画化は市民運動に発展、埼玉市民映画製作委員会が発足した。監督・杉崎智介(さいたま市議)、原作・和田敏(さいたま市在住)、プロデューサー・港健二郎(桶川市在住)、撮影・馬場良秀(蕨市在住)、ヒロイン・古郡ひろみ(さいたま市在住)をはじめ、多くの人材が埼玉県民で固められている。この他、埼玉県秩父市荒川村贄川宿のみなさん・荒川村消防団のみなさん・埼玉県立与野高校やさいたま市立岸中学校や皆野町立日野沢分校のみなさんをはじめ、多くの埼玉の一般の方々が出演している。ロケ地は埼玉県秩父市荒川村を中心に桜の咲き誇る長瀞や蒸気を上げて走るSLなど、懐かしく美しい日本の風景が展開する。こうして映画「チー公大作戦」は埼玉県初の本格市民映画として完成した。大宮ソニックシティで行なわれた完成試写会は2,500席の会場に立ち見客が出るほどの大成功をおさめ大きな話題となった。

映画「チー公大作戦」は埼玉県初の本格市民映画。地方発映画の草分け的な存在。

映画「チー公大作戦」は埼玉県初の本格市民映画。地方発映画の草分け的な存在。

映画「チー公大作戦」は埼玉県初の本格市民映画。地方発映画の草分け的な存在。

映画「チー公大作戦」は埼玉県初の本格市民映画。地方発映画の草分け的な存在。

映画「チー公大作戦」は埼玉県初の本格市民映画。地方発映画の草分け的な存在。

映画「チー公大作戦」は埼玉県初の本格市民映画。地方発映画の草分け的な存在。

映画「チー公大作戦」は埼玉県初の本格市民映画。地方発映画の草分け的な存在。

映画「チー公大作戦」は埼玉県初の本格市民映画。地方発映画の草分け的な存在。

岡田眞澄さん、高松英郎さんに会える最後の映画作品(遺作映画)。優れたシナリオに豪華キャストとスタッフが集結。

キャスト

留川源九郎役・高松英郎「柔道一直線」、高橋千之助役・岡田眞澄「太陽の季節」、迂回金作役・梅津栄「20世紀少年」、小池徳次郎役・近藤茂夫「徳川慶喜」、木村春恵役・渡辺友子「上を向いて歩こう」、旅館の女将役・藤田三保子「Gメン75」、コーリン建設塚本社員役・吉岡毅志「ウルトラマンガイア」、議長役・足立健夫「犬神家の一族」、剛田強役・岡本裕輝「武士の一分」、黒川権造役・港健二郎「利家とまつ」(NHK大河ドラマ)、霧島文子役・金谷亜未子「今昔伝奇 花神」、金田安男役・沖本達也(お笑いコンビワンダラーズ)「マンハッタンラブストーリー」、伊藤美子役・泉水美和子「あの素晴しい愛をもう一度」、高橋千秋役・中川智咲子「タンゴ・冬の終わりに」、板前役・泉見洋平「レ・ミゼラブル」、霧島万作役・諏訪部仁「ロスト・イン・トランスレーション」、宮司役・吾妻杳彦「突入せよ!あさま山荘事件」、女子アナ役・日向なおこ「天使の火遊び」、森の精役・音室亜冊弓「パンドラの鐘」、江藤大作の少年時代役・伊藤雄城「ふしぎな話 カントリーロード」、木村小雪役・須之内あすか、河原倫子役・麻生かおり、琴美の少女時代役・北村美緒、高橋千春役・布川雄二、黒川百合子役・名栗美里、コーリン建設江川社長役・青山潤、平成のカーッペッ男役・高瀬治 

スタッフ

製作委員会・埼玉市民映画製作委員会、製作・監督・脚本・原案・杉崎智介「超品計画」「都市の経営学」、原作・和田敏「チー公物語」、プロデューサー・港健二郎「黒ダイヤとよばれて~三池炭鉱と筑豊炭田」、撮影・馬場良秀「野生の王国」、音楽・金井信「With You」、美術・星埜恵子「ドレミファ娘の血は騒ぐ」、照明・渡部耕次「虜 ふたり」、録音・小出正一「夫婦漫才 」、編集・鵜飼邦彦「生きもの地球紀行」、大永昌弘「ドラゴンヘッド」、記録・小野和子、助監督・大楠素之、製作担当・田所一郎

高松英郎「柔道一直線」高松英郎               「柔道一直線」

岡田眞澄「太陽の季節」岡田眞澄               「太陽の季節」

梅津栄「20世紀少年」梅津栄                「20世紀少年」

近藤茂夫「徳川慶喜」近藤茂夫               「徳川慶喜」

渡辺友子「上を向いて歩こう」渡辺友子               「上を向いて歩こう」

吉岡毅志「ウルトラマンガイア」吉岡毅志               「ウルトラマンガイア」

藤田三保子    藤田三保子「Gメン75」藤田三保子                「Gメン75」

岡本裕輝「武士の一分」岡本裕輝               「武士の一分」

金谷亜未子「今昔伝奇 花神」金谷亜未子              「今昔伝奇 花神」

足立健夫  「犬神家の一族」足立健夫                「犬神家の一族」

沖本達也               (お笑いコンビワンダラーズ)沖本達也               (ワンダラーズ)

中川智咲子              「タンゴ・冬の終わりに」中川智咲子              「タンゴ・冬の終わりに」

映画「チー公大作戦」は「政治とカネ」という分かりにくい問題をコメディに仕立てた作品。

映画「チー公大作戦」は「政治とカネ」という分かりにくい問題をコメディに仕立てた作品。映画「チー公大作戦」では、「環境問題」や「自治」といった難しいテーマを杉崎監督ならではのユーモアと美意識でコメディタッチで面白おかしく展開している。本物の議員や記者が登場し、普段我々が見ることの無い政治の舞台裏を演じていることも話題だ。建設会社と政治家の癒着。多額の賄賂の受け渡しの現場。議員たちが、市民の居ないところで市町村合併により受ける自らの利益について語り合うシーン。有権者の買収・・・。それらが生々しく描かれている。試写会では「市民不在の政治は許せない。」、「悪徳政治家に、はらわたが煮えくり返った。」といった多くの感想が寄せられた。
その一方で、杉崎智介監督は、「コメディ映画によっての癒し」が今回最大の目的と語る。『チー公大作戦の話しの大半は一週間足らずのできごとであり、その中で実に何人もの人の死に直面します。そして、残された者はコメディ映画流に僅かな時間で癒されるのです。その姿が「笑い」です。笑うことは一見、誰にも公平に与えられた権利のように見えますが、人生を過ごす環境は人それぞれ大きく違い、誰もが同じように笑えるものではないはずです。「笑うこと」はときに努力を必要とするのです。現実にはそうはいかないからこそ映画の中で実現し、それを多くの人に見ていただき、一人でも多くの人にホッとしてもらえれば「チー公大作戦」での私の目標は達成されます。この映画はハラハラドキドキするようには作られていません。安心して笑える「ホッとする」映画なのです。さて、物語のテーマの一つ、環境は水と野生メダカという題材を使いましたが、自然環境に留まらず私たちの住環境についても表現してみました。実は地方政治はこれらを作るのに重大な役割を持っているし、私たちがあまり関心を持たなければ、それらはとんでもない方向に向かってしまうというのがこの物語なのです。近未来の世の中を創っていく子供たちがこれらを見てどう感じるだろうか?というのが今、私のとても気になるところです。最後になりましたが、誰にも思い出の風景があり、忘れられない人がいると思います。しかし、今の社会は目まぐるしく変化をしており、大好きな風景がいつまでも残っている人は幸せであり、多くの人は心の中に留めるだけの景色に変わってしまうのではないでしょうか。忘れられない今は亡き人への想いも時間とともに薄れていくのでしょう。人間は忘れる生き物であり、これはある意味幸いであり、だからこそ明日を生きていけるのです。でも、辛さから解放されきらない日々を過ごしている人は「チー公大作戦」を見てホッとして欲しいのです。』

映画「チー公大作戦」は「政治とカネ」という分かりにくい問題をコメディに仕立てた作品

映画「チー公大作戦」は「政治とカネ」という分かりにくい問題をコメディに仕立てた作品。

映画「チー公大作戦」は「政治とカネ」という分かりにくい問題をコメディに仕立てた作品。

●監督 略歴
杉崎智介(すぎさきともすけ)1963年2月14日、東京都出身。行政書士、社会保険労務士の国家試験に当時最年少で合格、学生と事業を両立。保険業、不動産業などの会社経営、政治(1997年さいたま市議会議員当選、その後自由党(現民主党)で衆議院選挙公認を得るが土屋埼玉県知事辞職に伴う2003年埼玉県知事選挙に出馬するも8万票を獲るが落選)の経験を経て、2000年、さいたま市誕生時に連日議会での奮闘が新聞紙上を賑わしておりそれを見た「チー公物語」原作者から脚本依頼があり、映画「チー公大作戦」の脚本・監督を担当。東京理科大卒。故小柳創生画伯は祖父。

あらすじ

江藤大作(小柳創)の所にチー公の一人安男(沖本達也)が商売の話しを持ち込む。大作は不況に苦しむ零細企業の経営者で、チー公達と秩父の河童(かわべ)村に行商に出かける。

一方、大作とは血がつながらないが彼を兄と慕う琴美(古郡ひろみ)は今回の仕事が心配でならない。数々の発明を繰り返す天才気質の大作は逆に胡散臭い話に簡単に騙される一面もあり、更に施設での少女時代から大作に恋心を抱いていたこともあって、琴美は恋敵の文子(金谷亜未子)と一時休戦し手を組み大作の後を追う。

河童村では村長選挙の真っ最中、ホタルという美名の下に企てられた悪巧みを知ったチー公の留(高松英郎)、小池(近藤茂夫)、安男と大作、琴美、文子は人工ホタルの里建設の犠牲になる野生メダカを救うために奇抜な大作戦を展開する。果たして目的は達成するのか?琴美の恋の行方は?

上映スケジュール

BABACHOPシアター (東京都新宿区下落合1-7-11栄新ビル1F)
日付 1 2
平成22年 12月24日(金)
19:30~
-
平成22年 12月25日(土)
14:30~
-
平成22年 12月26日(日)
14:30~
-
平成23年 1月3日(月) 14:30~ -
平成23年 1月4日(火)
14:20~ 16:40~ 
平成23日 1月5日(水) 14:20~ 16:40~
平成23日 1月6日(木) 14:20~ 16:40~
平成23年 1月7日(金) 14:30~ -

北とぴあ「つつじホール」 (東京都北区王子1-11-1)
日付 1
平成23年 1月20日(木) 19:30~

※チケットは前売り券のみになります。当日売り券はございませんのでご注意ください。
※北とぴあ会場分はチケットぴあでお求めいただけます。
※BABACHOPシアター会場分は弊社に直接お問い合わせください。
※チケット料金はいずれも1枚1300円になります。

ヒロイン・古郡ひろみ

全国約1500人の中から選ばれた新人。デビューながらヒロイン琴美の微妙な女心を見事に演じている。感情を素直に表現できる、今や貴重なタイプの新人女優で、その演技は超演技力と賞賛され現場でも高く評価された。純日本的な雰囲気もあいまって、流行に左右されない正統派女優として時代を超えて今後の活躍が大いに期待される。次回出演予定作は杉崎智介第二回監督作品「サロン」。


写真は映画「チー公大作戦~メダカを救え!村長選挙~」より

映画.comの注目情報に掲載されました。映画.comの注目情報に掲載されました。