映画『精霊』は、2025年の国際映画祭でノミネートを果たした注目作です。この作品は、精霊の存在と人間との関わりを描き、自然と人間の共生の重要性を訴えています。特に、時空を超え、精霊の力を借りて人間が成長していく様子が描かれ、観客に深い感動を与えます。また、2025年以降「精霊ブーム」が起きる可能性があり、映画『精霊』はその先駆けとなる作品として注目されています。精霊や自然とのつながりをテーマにしたSNSや動画の発信・書籍・音楽・デザイン・映像作品が増加し、改めて観客の関心を集めることでしょう。映画『精霊』は、視覚的にも美しい映像と深いメッセージを持つ作品です。精霊の世界と人間の世界が交錯する中で、観客は自然とのつながりや人間の成長について考えさせられることでしょう。この映画は、精霊や自然との共生に興味がある方々にとって、必見の作品です。国際映画祭での評価も高く、今後起こりうる映画界での精霊ブームの牽引者となることでしょう。
映画『精霊』は、実際の事件、出来事をもとに脚本、映画化されており、真の精霊の姿に近づけた物語は単なるファンタジーでは物足りない方におすすめの作品です。原作・脚本・監督は杉崎智介。主演ReeSyaを俳優座、文学座の実力派俳優陣がしっかり脇を固めています。天才画家バスキアを彷彿させる放浪の画家には人気DJ 、Roger.Fがジャン・ミシェル役で怪演を見せています。
ストーリー/ 人類史のいたるところに登場する精霊は空想上の存在なのか!? 2007年、世界最高の頭脳集団と言われるドイツ・マックスプランク宇宙物理学研究所がプラズマ生命的構造の存在を発見してから世界中でプラズマ生命体の研究が進んでいる。現在では宇宙には無機物から構成されるプラズマ生命体こそが生命の基本形であるという研究すら有力説となっている。この未知の生命体が人類史に古くから登場して来た精霊の正体と提唱する生物物理学者が日本にいた。田端柄八(杉崎智介)である。田端はアメリカンインディアンの部族にも残るシャーマニズム的技法により精霊とコンタクトを取る物理学者として異彩を放っていた。田端の研究に疑念を抱く大学准教授で犯罪心理学者の稲本香織(ReeSya)は田端に取材を申し込んだ。そこで語られる田端の話はまるでフィクションのようであり、科学者が語るにはナンセンスだった。ところが田端の指し示すバックから突然、30枚の銀貨が溢れ出す。その光景に遭遇した稲本は態度を変える。そして、そこには驚くべき真実が隠されていたのだ。
キャスト/ ReeSya(如月リサ・稲本香織)、森一(藤堂一石)、倉河里帆(舟木芳江)、松井モトキ(田端草八)、本田涼香(如月リサ(少女時代))、岡部明花俐(イロハ※朝)、岡部光花俐(イロハ※霧)、いつき(イロハ※月)、山本海瑠(岩崎智之)、森山智寛(林田光男)、川口啓史(小松道斎)、牛尾茉由(工藤真紀)、佐藤諒弥(瀬戸一輝)、Roger,F(ジャン・ミシェル)、飯田正(少年※寒山拾得)、入江龍樹(少年A)、黒岩鉱翔(少年B)、吉田大駕(少年C)、安福龍一郎(岩崎二郎)、杉崎智介(田端柄八)
この物語は、私の幼少期から青年期に起きていた実話をベースに脚本を書き起こし映画にしたものです。日本では「精霊」というと妖怪の一種のように扱われていますが、海外では精霊を信仰したり、コンタクトを取り、実社会に応用している場合が少なくありません。人類史の中にもそうした記録は多く見ることができます。近年、プラズマ生命体の研究も盛んになり、生物の定義が変わるかもしれない時代がやって来ています。こうした時代の予告編のようなつもりで本作を制作しました。この世の中には誰かが言い出さなければ気が付かない「何故」に溢れています。それはコンピュータの進歩によって見えない世界を可視化する分子動力学計算によっても少しずつ明らかになりつつあります。一方でその中には一部の人々に不都合な真実もあるのです。そうしたものもファンタジーで表現してみました。最近の主流である刺激的な作品ではないかもしれませんが、「そんなこともあるのでしょう」という登場人物の言葉に合わせてご覧いただければ面白いかもしれません。
私にとって初めての映画出演作品であり、それも主演という大役をいただき全力で体当たりで演じたのが2024年5月から8月までの3か月でした。「この映画は完成しないのではないか」という不安と闘いながら、杉崎監督と撮影に挑んだ特別の夏でした。その中でも特に印象深いのが秩父鉄道「三峰口」駅での雨中のロケ。雨に濡れた照明が点灯不良となり、列車が駅を出発する時間が迫っていました。あと3分で列車が発車する、この機を逃せばこのシーンは撮れない。スタッフ全員が緊張する中、奇跡的に照明が復旧。煌々と照らされる中で演技は行われ、列車発車を見送るシーンも無事撮影。杉崎監督の「OK!」という掛け声で全員が安堵の声が洩れました。現場のスタッフもキャストも一つになった映画ならではの機会でした。映画『精霊』映画館でぜひお会いしましょう!